薄毛やハゲ(脱毛症)の対策として良く耳にするのが育毛、発毛、増毛、植毛の4つです。どれも似たような言葉ですがそれぞれの言葉の違いをまとめました。

これから薄毛やハゲ(脱毛症)の対策を考えている人であれば、知っておいて損はありません。

育毛とは

育毛とは、すでに生えている髪を育てると言う意味です。薄毛の症状でもある細くて弱々しい髪を太くてツヤのある立派な髪に育てるイメージです。

つまり、そもそもとして髪が少しでも生えていないと育毛することは出来ません。市販の育毛剤などは、新たに髪を生やすのではなく、あくまでも、すでに生えている髪を育てるための栄養剤のような役割を果たしています。

そのため、ある程度進行してしまった薄毛やハゲ(脱毛症)といったAGA(男性型脱毛症)には、あまり意味が無い場合もあります。

発毛とは

発毛とは、髪を新たに生えさせることを言います。さまざまな原因により髪が無くなってしまった状態から、髪を生えさせるのです。

発毛剤は、文字通り発毛を促進することが目的となっていて、いわゆる育毛剤とは目的が違います。育毛剤であっても発毛を促進することが期待できますが、あくまでも育毛が目的ですので発毛自体はあまり望めません。

発毛剤の場合、毛母細胞を刺激することで休止していた毛根から再度、発毛を促すものとなっています。

増毛とは

増毛と聞くと、上述した育毛や発毛と似たような意味だと思ってしまいますが、そうではありません。

増毛とは、自分の髪の毛に人工毛を結びつけたり、髪が植え付けられているシートを頭皮に張り付けるなどして、見た目に髪を増やす方法を指します。

つまり、見た目だけなので実際に髪が新たに生えてくるわけではありません。かつら(ウィッグ)などを被ることも増毛の一種です。

発毛や育毛などと違い手軽に出来るのが特徴で、女性にも人気の方法です。ただし、急激に髪の量が増えるため、他人に気付かれる危険性もあります。

植毛とは

植毛とは、人工毛や自毛を頭皮に植え付けることで増毛する方法を指します。植え付けた毛との相性があるため場合によっては拒絶反応が出てしまったり、炎症を起こしてしまうなど、植え付けた毛が定着しない場合もあります。

拒絶反応が出にくい自分の毛を埋め込む自毛植毛という方法もあります。

かつら(ウィッグ)などに比べて自然ですし、育毛や発毛のように時間がかかるということもありません。

自分に合った方法を選ぶ

育毛、発毛、増毛、植毛の違いがお分かり頂けたでしょうか?

上記のようにそれぞれの言葉の意味が微妙に違います。

育毛や発毛は、薬剤などを使いますが基本的には人体に備わっている治癒力を使うため期待している効果が表れるまでに時間がかかったり、場合によっては効果が無かったりというリスクがあります。

増毛や植毛は、時間がかからず手軽というメリットはありますが、不自然になってしまう場合もありますし、薄毛やハゲ(脱毛症)といったAGA(男性型脱毛症)が治ったわけでは無いので、根本的な解決にはなりません。

どの方法で、対策していくのが良いのかは、その人の状態や悩みによって変わってきます。

まずは、自分の状態を正しく理解するために、育毛サロンや専門病院などでヘアチェックを行うことが重要です。

自分の髪の状態を知ることで、自分にとって最適な対応が見つかります。

 

なお、当サイトでは、薄毛対策を扱うサロンと病院2,700件以上を地域別にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

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